理学療法士の新卒年収と初任給はいくら？

理学療法士の新卒の平均年収

理学療法士の新卒の初年度平均年収は、約303万円です。また、理学療法士全体の平均年収では約418.9万円、平均年齢33.9歳です。（作業療法士、言語聴覚士、視機能訓練士を含む）

※厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査（e-Stat）」より

理学療法士の平均年収は、国税庁の民間給与実態調査による日本人の給与所得者の平均年収436.4万円に比べると低めです。これは、給与所得者全体の平均年齢46.7歳に比べ、理学療法士は平均年齢33.9歳と年齢層が若いリハビリ専門職のためと考えられます。

しかし、医療・福祉職（医師・歯科医師・薬剤師・看護師・放射線技師・保健師など）の平均年収の中では中間に位置しています。そのため理学療法士の年収が、他の医療職と比べて、特別低いとはいえないでしょう。

理学療法士の新卒の初任給は？

専門学校、もしくは大学卒業後の新卒採用の理学療法士初任給は、平均約20万円〜25万円ほどです。勤務する施設の規模や病院・訪問介護・デイサービスといった業態によって待遇が異なるため、同じ新卒でも初任給に差が出るようです。

こちらのページで理学療法士の初任給について詳しく解説しています。

理学療法士の新卒年収は施設により違う？

上記のように、理学療法士の新卒年収は就職する施設によって異なります。一般病院は大学病院や国立病院に比べると規模が小さく、年収が低い傾向にあるようです。しかし、院内保育や独身寮などの設備を完備しているところも多く、待遇や福利厚生が充実しており働きやすい環境にあるようです。

コンパスグループの理学療法士の収入

理学療法士が多く活躍するコンパスグループでの理学療法士の収入についてご紹介します。デイサービスや訪問介護ステーションを運営するコンパスでは、東北から九州まで多数の店舗を展開しており、理学療法士の正社員を随時募集しています。

コンパスではリハビリテーションのスペシャリストとして現場で働くほか、現場のマネージャー、本部のマネージャーなどさまざまな働き方があります。

歩行訓練特化型デイサービス、コンパスウォークの場合

• 月収　28万円〜40万円
• 年収　336万円〜480万円

コンパス訪問介護ステーションの場合

• 月収　30万円〜50万円
• 年収　500万円〜600万円

管理職として現場のマネージメントをする場合

• 月収　35万円
• 年収　420万円〜

本部のマネージャーとして全国を回る場合

• 月収　40万円
• 年収　480万円〜

それぞれの詳しい働き方についてはコチラをご覧ください。

昇給する

新卒の理学療法士が年収アップを目指すのなら、認定理学療法士や専門理学療法士などの資格を取得し、昇給を目指すといいでしょう。また、管理職になれば手当が支給され年収アップが見込めます。理学療法士としての技術だけでなく、マネジメントについても学んでいくといいでしょう。

こちらで、理学療法士が同じ職場で年収アップする方法について詳しく解説しています。

転職する

今の職場より基本給やボーナスが多く支給される職場へ転職すれば、年収アップが可能です。理学療法士は病院や診療所などの医療機関のほか、特別養護老人ホームや老人保健施設などの高齢者施設や児童福祉施設など働く場所が多くあります。転職先の施設の給料や賞与額、雇用条件や待遇を現在の職場と比較するといいでしょう。

こちらで、理学療法士（PT）の転職事情について詳しく解説しています。

副業する

副業で年収アップを目指す方法もあります。副業する際は、副業を認めている職場であることが条件ですが、休日などを利用して別の病院や施設で非常勤の理学療法士として勤めれば収入はアップします。また、理学療法士の知識やスキルを活かした副業でも年収アップが可能です。

こちらで、理学療法士が副業で年収アップする方法について詳しく解説しています。

独立開業

理学療法士には「理学療法」を提供する施設の開業権はありませんが、理学療法士以外の別事業で施設を開業すれば年収アップが目指せます。

理学療法士と職種の分野が近い柔道整復師や鍼灸師（はり師・きゅう師）、あん摩マッサージ師などの国家資格を取得すれば、医師の指示がなくても一部の症状において施術が可能です。これらの国家資格と理学療法士の経験を活かしながら、整体院やトレーニングを指導するパーソナルトレーナーとして、パーソナルトレーニングジムなどの開業が可能です。

こちらで、理学療法士の独立開業について詳しく解説しています。

コンパスでは社員の独立開業を支援

リハプライムでは業界初の社員独立制度を設けています。デイサービスのオーナーとしてのキャリアアップを支援する制度で、コンパスウォーク店舗の運営・管理を自分で行えます。

また、運営が順調であれば他店舗経営もでき、FCオーナーとしてキャリアアップが可能です。理学療法士の年収が上がるのはもちろん、やりがいアップにもつながります。