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デイサービスで働く理学療法士の給料・年収は?

このページではデイサービスで働く理学療法士の給料・年収についてまとめました。デイサービスの中でもリハビリ特化型や認知症対応型、趣味重視型、小児専門型などで給料に違いがあるのかや、実際のデイサービスで働く理学療法士の給料についてご紹介します。またデイサービスの初任給や年収・給料を上げる方法についてもご紹介しますので、デイサービスを勤務先として検討している方は是非参考にしていください。

デイサービスで働く理学療法士の給料・年収について

デイサービスは高齢者や利用する方のニーズに合わせてたくさんの形ができました。デイサービスの各種類によって給料が異なるのかまとめてみました。

リハビリ特化型デイサービスの理学療法士給料の特徴(自社調べ)

リハビリ特化型デイサービスは理学療法士が主体となって運動療法を積極的に行う施設です。そのためリハビリの専門家としてセラピストは重宝されるため、給料は病院などと比較すると若干高めなことが多いです。

リハビリ特化型デイサービスの年収 300万円~500万円前後
賞与 賞与:年2回(2.0ヶ月~4.0ヶ月程度 ※なしのところも多い)
退職金 ないところもあり

リハビリ特化型デイサービスは教育体制がしっかりし、月収が高め

リハビリの特化型として専門性が高いサービスをスタッフがしっかり行えるように教育体制が充実しているところが多いです。また理学療法士は国家資格を有しているため人員基準などの加算もプラスされ、価値が高いとされています。そのため月収は高めに設定されています。下記に特徴をまとめてみました。

  • 月収は幅をもたせているところが多いが、少し高めに設定されている。
  • 祝日は勤務なところが多く、年間休日は110日前後が多い
  • 給料に幅があるが、高額な条件を設定しているところが多い
  • 育児休暇取得実績があるところが多い
  • 残業少なめで月に10時間以内とうたっているところが多い

認知症対応型デイサービスの理学療法士給料の特徴(自社調べ)

認知症対応型デイサービスは認知症ケア、予防、進行軽減のために安心して過ごせる環境と個別プログラムを提供するデイサービスです。

認知症対応型デイサービスの給料 250万円~400万円前後
賞与 賞与:年2回(2ヵ月~4カ月程度)
退職金 ないところもあり

認知症対応型デイサービスは病院のように福利厚生・待遇が充実

認知症対応型デイサービスはリハビリ特化型デイサービスなどに比較すると月収・年収は低めですが、福利厚生が充実し、お休みもしっかりとれているところが多いです。下記に特徴をまとめてみました。

  • 月収はやや低めなところが多い
  • 住宅手当(2.0万円~3.0万円など)も病院などと同じ水準なところあり
  • 通勤手当3.0万円~5.0万円など高め
  • 年間休日はリフレッシュ休暇などを設け、120日前後になっているところが多い
  • 残業少なめで月に10時間以内とうたっているところが多い

趣味重視型デイサービスの理学療法士年収の特徴(自社調べ)

趣味重視型デイサービスは集団でのリハビリや、レクリエーションなどを中心とした運動とお楽しみを兼ねたデイサービスです。

趣味重視型デイサービスの年収 280万円~450万円前後
賞与 賞与:年2回(2.0ヶ月~4.0ヶ月程度)
退職金 ありが多い

趣味重視型デイサービスはリハビリ特化型と認知症対応型の中間的な条件

趣味重視型デイサービスは、認知症対応型よりは月収が高く、リハビリ特化型より福利厚生がいい両施設の中間的な条件と思われます。下記に特徴をまとめてみました。

  • 通勤手当2.0万円~4.0万円など比較的高め
  • 年間休日は110日前後で夏季休暇などを設けている
  • 手当などが豊富なところが多い(育児手当、住宅手当、職務手当、資格手当、勤続手当)

小児専門デイサービスの理学療法士年収の特徴(自社調べ)

小児専門デイサービスの年収 300万円~450万円前後
賞与 賞与:年2回(2.0ヶ月~4.0ヶ月程度)
退職金 ありが多い

小児専門デイサービスは年間休日が多く、残業少なめの働きやすい環境

小児専門デイサービスは、年間休日115~120日以上のところが多く、日祝日がお休みでプライベートや家族との時間がとりやすい環境です。また賞与や退職金もある施設が多く、長く勤めやすい職場といえるでしょう。下記に特徴をまとめてみました。

  • 通勤手当1.5万円~3.0万円など比較的高め
  • 年間休日115~120日以上のところが多い
  • 昇給、賞与、退職金を設けているところが多い(昇給額は低め1,000円~5,000円前後)
  • 残業少なめですが、施設によっては勤務が10時~19時などもあり。

【実例紹介】デイサービス勤務のリアルな理学療法士の年収

とある理学療法士Aさん経験10年目(女性) 小児専門のデイサービスの給与

月収 月収245,000円
賞与 賞与:4.0ヶ月
245,000×4.0=980,000円
年収 月収245,000×12=2,940,000円
賞与245,000×4.0=980,000円
2,940,000+980,000=3,940,000円

Aさんの年収は小児専門のデイサービスの給料の中でもやや高めの金額でしたが、勤務先の特徴も合わせて教えてもらいました。

  • 年間休日は120日以上で土日祝日お休み
  • 通勤手当が4万まで支給で遠方から通っていたため助かった
  • 働くママさんが多く、子供の突発的なお休みは融通がきく
  • 勉強会は2週間に一度、業務後に行っていたが、強制ではなく任意なため状況に応じて参加できた。

Aさんは子供の発達分野を専門に勉強したいため、遠方の勤務先となっても働きたいと思い希望し就職しました。通勤手当も全額支給され、経済的にも助かっています。また職場には同じ世代の働くママさんがたくさんいたため、突発的な子供の休みや行事ごとなどの融通はききやすかったとのことです。月収は訪問などに比べて特別高くはないが、やりがいもあり子供との時間もとりやすかったので働きやすい職場で満足しているとのことでした。

とある理学療法士Bさん経験11年目(男性) リハビリ特化型デイサービスの給料

月収 250,000円
賞与 賞与:2.0ヶ月
250,000×2,0=500,000円
年収 月収250,000×12=3,000,000円
賞与:2ヶ月分 500,000円
3,000,000+500,000=3,500,000
年収 3,500,000円

Bさんの年収はリハビリ特化型デイサービスの給料の中でもやや低めでしたが、勤務先の特徴も合わせて教えてもらいました。

  • 年に2回、人事評価があり昇給があるためやりがいがでる
  • 役職手当も幅があり評価によって変わる
  • 年間休日は120日以上ありお休みはしっかりとれる
  • 研修制度も独自の色があって働いていて楽しい
  • 行事もたくさんあって学校時代を思い出す

Bさんは公務員として市立病院の2人職場で長年働いていましたが、活気のある職場への転職を考え、今のリハビリ特化型デイサービスに就職しました。公務員などはルールのもと昇給額がもう決まっていましたが、今の職場は独自の評価制度があり、やりがいがあるとのことです。またお休みもしっかりとれて家族との時間も充実しているため長く働ける職場だと思っているとのことでした。

デイサービス勤務の理学療法士の初任給

デイサービスでの理学療法士の初任給ですが、所定の専門学校もしくは大学を卒業後、新卒採用で就職した場合の初任給は21~23万円前後であることが多い傾向にあります。

新卒でデイサービス勤務を選択する人は一般的には少ないようです。風習的に新卒の時は病院を選択し、基礎を学ぶという考えがありましたが、今はデイサービスも教育体制などもしっかりし、たくさんのことが学べる環境に変化しているようです。

デイサービス勤務で給料をアップさせるには?

デイサービスで給料を上げるには、評価制度がある勤務先を選択するのが近道だと思います。一般的に昇給やキャリアアップの制度を設けている施設は少ないため、給料も大きくは変化していかないことが多いでしょう。最近のデイサービス施設では独自の評価制度を設けているところが少ないですがでてきています。今転職を検討している人は、評価制度、キャリアアップ制度などをあるところも視野にいれて探してみてはいかがでしょう。是非参考にしてください。

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終わりに

デイサービスの需要は今後も高齢化社会が加速する上でとても高くなると予想されています。需要が高くなるにつれ、様々なニーズにこたえるべくいろいろな種類のデイサービスができています。その中で働く理学療法士の活躍の場も広がってきています。母体がしっかりしているところが運営するデイサービスでは教育体制やキャリアアップ制度が充実してきているところもでてきており、少しづつデイサービスの在り方が変わっているのではないでしょうか。デイサービスでの就職を考えている方は、母体のしっかりしているところを選ぶことをおすすめします。是非参考にしてください。

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